キムタクと“新人刑事”、安定の福山&大泉、新世代トリオ…「春ドラ」見逃したくない3本

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 春ドラマが始まる。プライム帯(19~23時)に16本ある。テレビ朝日が系列の朝日放送が制作するドラマを日曜22時から流し始めるため、1本増える。ドラマ戦争はますます過熱。その中で特に見逃したくない3作品と見どころをご紹介したい。

フジテレビ「風間公親-教場0-」

主演:木村拓哉(50)
放送時間:10日スタート、毎週月曜21時~

 原作は長岡弘樹氏(54)による超人気ミステリー、2020年と2021年の正月に放送されたスペシャルドラマ「教場」は評判高く、脚本はそのSPドラマ2本と同じく「踊る大捜査線」(1997年)の君塚良一氏(64)が担当する。ここまで穴の見当たらない作品も珍しい。

 木村が演じる主人公・風間公親は、SPドラマでは白髪で隻眼の警察学校教官だったが、「教場0」はそれ以前に捜査現場で刑事指導官だった時期が描かれる。警察学校で冷徹な鬼教官だった理由も分かる。

 フジが開局65周年記念企画と銘打っているだけあり、キャストも盤石と言っていい。まず木村は、50代以上の女性には断トツの人気を誇ることがデータではっきりと立証されている。

 2022年春に主演した「未来への10カウント」(テレビ朝日)の個人全体視聴率は6%前後、世帯視聴率は10%強で、好成績と言える程度だったが、50代以上の女性に限った個人視聴率は10%を軽く超えていた(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 あり得ないほどの高数値だった。木村のトレンディドラマを観て青春期を過ごした女性たちからの支持は今も分厚い。

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