日テレ「DayDay.」好スタート 武田真一アナにタイミングよく強力な“援軍”
「モーニングショー」は玉川氏が復帰
「この日から番組終了を1時間繰り下げて9時までの放送となった『ZIP!』も、大谷の映像を使っていました。しかも、他局の情報番組が始まる直前の7時59分から、大谷の初ホームランを流し始めました。そのおかげか7時55分からの視聴率は世帯6・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)と、前番組『スッキリ』の同時間前4週と比べて0・7ポイントアップしています」
大谷の活躍を報じた後の「DayDay.」は、特集・春のリユース店、坂本龍一氏の死去、ファミレス“ライバルが認めた一品”の3本立てだった。
「それぞれ20分程度で、なかなか良かったですね。1本目はエンタメや最新情報から入ったほうがインパクトがあると思いますが、それは『ZIP!』に譲ったのかもしれません。月曜コメンテーターのお笑いコンビ・シソンヌの長谷川忍(44)、ジャーナリストの大門小百合(55)、昨年引退した元プロサッカー選手の槙野智章(35)らも良かったと思います。特に槙野の喋り、場のわきまえ方も悪くなかったです」
その結果、視聴率はどうなったか。
「第1部(9:00~10:25)の視聴率は世帯5・0%、個人2・6%で、『スッキリ』の同時間前4週より0・9ポイントアップ。第2部(10:25~11:10)は世帯3・5%、個人1・8%で、『バゲット』より1・0ポイントアップ。上々の滑り出しと言っていいと思います」
もっともこの日、テレビ朝日は「羽鳥慎一モーニングショー」(8:00~9:55)が2022年度の平均視聴率(世帯9・4%、個人5・2%)で7年連続民放トップになったことを発表した。まだ開きはあるようだ。
「日テレが『ZIP!』、『DayDay.』と番組を一新したのに対し、テレ朝の『モーニングショー』は新年度になってもオープニング曲すら変えませんでした。大きく変わったのはコメンテーター席からアクリル板を外したこと、そして玉川徹さんのレギュラー復帰です。日テレの武田アナ起用とようやく可能になった大谷中継に対し、テレ朝の玉川さん復帰、果たしてこれらがどの様な効果を生むか、目が離せません」