「俺の子を産んでほしい」 志村けんさんの知られざる胸中を“特別な関係を結んだ女性”が証言
“子どもが欲しい、産めますか?”
その後も同じようにスパで集合し、近くの寿司屋で食事をする関係になるも、ある時、志村さんからこう叱られたという。
「志村さんが“スパには来るのにどういうことだ”と諭すようにおっしゃるんです。要は志村さんにとって、スパの個室は男女関係を結ぶ場だったんです。私はホテルでそういう関係になるものだと思っていて、それまでやんわり断っていました。ただ、私も好意を寄せていたので、そういう関係になるのはうれしかった」
その後、麻布十番の志村さんのマンションに連れて行ってもらうと、
「そこで“ツーショットを撮ろう”とキスしている写真を撮り、“子どもが欲しい、産めますか?”と聞かれて“産めます”とお答えしました。志村さんはごはんを食べる度に“結婚したい”“子どもが欲しい”と話していたので、そう答えたらとても喜んでいました。さらに、そのマンションも私に“自由に使って”と」
彼女はうれしさのあまり、そのツーショット写真をLINEのアイコンに設定した。すると、先のガールズバーのオーナーに見つかり、「店外で会うのは店のコンプライアンス違反だ」と激怒されてしまう。結果、結衣さんはガールズバーを退店。その騒動で結婚の話は流れてしまい、男女の関係も終わりを迎えた。
それでも志村さんとの関係を継続したかった彼女は、ある「提案」をする。
「27人ほどの女性を…」
「志村さんには最後まで内緒だったんですが、私はVIPに女性を紹介する交際クラブに籍を置いていました。そこで、志村さんに知り合いの女性を紹介するようになったんです。2017年の春から亡くなるまでの3年弱の間、3カ月から半年に1度のペースで合計27人ほどの女性を引き合わせました」
女性を紹介する際は結衣さんがまず2、3人の女性を連れ、麻布十番のカフェで待ち合わせ、気に入った子と志村さんがスパへ向かう。さらに、その後の食事では結衣さんを含む女性たちが合流するという流れだった。
紹介された女性の一人が語る。
「志村さんがスパに別の女の子と行き、私はその後の寿司屋でお会いしたんですけど、好きな食べ物や仕事の話をいろいろ聞いてくださいました。食事の後にLINEをしたらスタンプを送り返してくれて」
別の女性は、志村さんが最新の流行にも目配りしていた、とこう言う。
「お店の外でもファンによく声をかけられていて、握手にも気軽に応じる気さくな方で、寿司屋では日本酒のぬる燗を飲んでいました。意外だったのが、TikTokをよく見ていたことです。“さっさっと見られるから面白いんだよ”と。流行に敏感だからこそ、これまで芸能界でやってこられたのでしょうね」
そうした女性には食事代のほかに、交通費として2万円を帰り際に渡すのが常だったという。
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