全国で撤去が進む“巨大仏” 「珍寺」巡り35年の愛好家が語る「オウム真理教」と「バブル崩壊」が落とした影
「珍寺(ちんでら)」という言葉をご存じだろうか。寺や神社は荘厳なイメージで語られがちだが、日本各地には個性的な神社仏閣がたくさんある。例えば驚くほどやり過ぎた装飾があったり、巨大過ぎる大仏があったり、地域の独特過ぎる風習を反映したものを奉納していたりと、実に多様性に富んでいる。そんな「珍寺」を探して35年、訪れた記録を自身のホームページで発表し続けて25年という男性がいる。自営業のかたわらライターとしても活躍する小嶋独観氏だ。小嶋氏が珍寺を記録し続ける理由とは? さらに珍寺の中でも、とりわけ“大仏・巨大仏”について、昭和、平成、令和で取り巻く環境がどう変わったか小嶋氏に聞いた。...