安倍元総理の“弔い合戦”は意外に苦境 「昭恵さんが目立つのは危険」
盤石の体制の岸信千代氏
総理の来県時は姿を見せなかった昭恵夫人は吉田氏支援に前向きという。ただ、「安倍政治の検証」を争点にしてジャーナリストの有田芳生氏(71)が立民から参戦を表明。おかげで、
「昭恵さんが目立つのも危険。かといって昭恵さんの支援がないと吉田陣営の支持拡大は困難。頭を抱えています」(先の支援者)
一方、山口2区ではフジテレビでの勤務歴もある岸信千世氏(31)が出馬する。自身のHPに家系図を載せ、セレブ気どりかと炎上したが、父の代からの支援者が選対や後援会に陣取る盤石の体制。
「本人は決起集会で“世間の声には惑わされない”と言って意に介するふうもありません。総理の長男の翔太郎秘書官とは同年齢で慶應大学の同窓。総理に“好青年。なにより腰が低い”と褒めそやされる信千世氏は、告示前に東京での支援集会まで予定しています。政治家としての一足早いお披露目式のようなものでしょう」(自民党関係者)
安倍の名が山口で絶え、岸家に再興の気配あり。政界の一寸先は常に想定外だ。
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