先発野手のほとんどが「偵察要員」…今ではありえない「昭和のプロ野球」であった驚くべき珍采配

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球史の残る“トンデモ奇策”

 プロ野球の監督はチームの勝利のため、状況に応じてさまざまな作戦を用いるが、時にはあっと驚く珍采配が見られることもある。今では考えられない、「昭和期のプロ野球」で本当にあった驚くべき3つの采配を振り返ってみたい。【久保田龍雄/ライター】

 スタメン9人中7人までが偵察要員という、球史に残る“トンデモ奇策”を披露したのが、大洋時代の三原脩監督である。

 1962年9月22日の中日戦、この日川崎球場に詰めかけたファンは、試合前に発表された大洋の先発メンバーを見て、度肝を抜かれた。...

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