「ぽかぽか」は4月から2時間番組に…関係者は「リニューアルに不安材料。1%を切らなければいいが」
弱いレギュラー陣
レギュラー陣も同様だという。主な顔ぶれを挙げると、月曜はタレントの伊集院光(55)と、元横綱・貴乃花(50)と河野景子(58)の娘でタレントの白河れい(20)、火曜は声優の花澤香菜(34)、金曜は俳優の犬飼貴丈(28)──という具合だ。
「大物の俳優や歌手、主婦層に人気のイケメン、勢いのある旬の芸人、クセやキャラの強いタレントなどが見当たらず、視聴者の注目を集める顔ぶれとは言えません。吉本芸人が皆無というのも特徴の一つですが、これもマイナスに作用しているようです」(同・記者)
バラエティ番組としてはインパクトに欠け、ワイドショーとしては情報系の企画が少ない。どっちつかずの番組構成も視聴意欲をかき立てないようだ。
「番組初回に放送時間の短縮を発表したということは、視聴率の悪化で決まったわけではなさそうです。もともと2時間番組として企画したが、編成の都合で1月から3月の間だけ3時間番組にしたのでしょう。もっとも、視聴率が1%台となるとリニューアルの必要があります。4月から2時間番組になることを利用して、テコ入れを図るはずです」(同・記者)
リニューアルの基本路線
放送時間が1時間も減る影響は大きい。常識的な案としては、VTRのコーナーを捨て、トークを中心にスタジオの展開を重視するリニューアルが考えられるようだ。民放ディレクターが言う。
「オープニングが終わると『私たち勝手にこう思ってました!ぽいぽいトーク』が放送されます。ゲストを呼んでのトークは番組の看板コーナーであり、そこで話された内容がネット記事で速報されることも珍しくありません。この『ぽいぽいトーク』を拡充し、ゲストの素顔を深掘りしていくのはセオリーの改革案だと思います。うまくいけば視聴者に関心を持ってもらえますが、それでも不安材料はあります」
視聴率低迷に苦しんでいるとはいえ、人気コーナーもあった。「あった」と過去形で書いたのは、3月中旬に終了したからだ。
「まず、フジテレビ系列の人気ローカル番組を紹介する『日本中に知って欲しい!FNSおすすめジモTV』は好評だったようです。視聴者の反響が少なくないことはテレビ業界でも知られており、人気コーナーに成長しそうな勢いを感じました」(同・ディレクター)
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