なぜ最近のアスリートは「引退」という言葉を拒絶? 記者は「モヤッした表現しかできない」と困り顔

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「柔道で五輪を連覇した大野将平(31)が3月7日に会見を行ったんですけど、記事を書くのが大変でしたよ」

 と明かすのはスポーツ紙五輪担当記者である。

「『パリ五輪は目指さない』と明言し、指導者育成研修のためイギリスに留学すると発表したんです。普通に考えれば、これって“引退”ですよね。でも本人は『柔道家に引退はない』と言い張るんです」

 近頃、“引退”という言葉を使われることに拒絶反応を示すアスリートが増えている。

 重量挙げで五輪に3度出場した八木かなえ(30)もその一人。...

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