センバツで甲子園に出場した「侍ジャパン」6人 岡本和真は投手も経験…最もチームに貢献したのは?
1位:高橋奎二(龍谷大平安・京都)
そして第1位は、WBC1次ラウンドのオーストラリア戦のみの登板だったものの、2回を投げて被安打1、2奪三振の無失点投球をみせた左腕・高橋奎二(東京ヤクルトスワローズ)だ。
センバツには、古豪・龍谷大平安(京都)の2年生として第86回大会(2014年)に出場。背番号10ながら主戦投手として5試合中4試合に登板して3勝を挙げ、センバツ初優勝に貢献した。
初登板だった2回戦の八戸学院光星(青森)戦では、自己最速の138キロをマーク。8回1/3を投げ、被安打6、8奪三振、2失点の好投で8-2の快勝を収める。準々決勝の桐生第一(群馬)戦では救援登板し、4回を投げ被安打2、2奪三振の無失点投球を披露。延長10回、5-4でチームのサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
大会ナンバーワン左腕・田嶋大樹(オリックス)と投げ合った準決勝の佐野日大(栃木)戦でも被安打9、与四死球5と苦しい投球ながら、4奪三振1失点で完投。チームは8-1で勝利した。決勝戦の履正社(大阪)戦は2回でマウンドを降りたものの、大会を通じての成績は23回1/3を投げて被安打21、16奪三振、失点4、自責点4、防御率1.57。実に安定した投球ぶりだった。
今年のセンバツにもプロ注目の球児たちが多数出場している。このなかから将来、侍ジャパン入りする選手は果たして何人現れるのだろうか。