センバツで甲子園に出場した「侍ジャパン」6人 岡本和真は投手も経験…最もチームに貢献したのは?

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2位:ダルビッシュ有(東北・宮城)

 第2位はWBCで3試合に登板したダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)である。今大会では防御率6.00と不本意な成績に終わったものの、侍ジャパンの精神的支柱としてチームに貢献した。

 センバツには東北(宮城)のエースとして第75回大会(2003年)と第76回大会(2004年)に2年連続出場を果たしている。しかし、2年生だった第75回大会は、開会式直後の不運なアクシデントで右脇腹を痛めた影響もあり2回戦で敗退した。

 圧巻のピッチングを披露したのは、3年生だった第75回大会である。最速147キロの直球を武器に、初戦の熊本工(熊本)戦で6連続を含む12奪三振をマーク。与四死球わずか2というほぼ完璧な投球で、選抜史上12人目のノーヒットノーランを達成したのだ(この試合以降、春夏の甲子園を通じてノーヒットノーラン達成者は現れていない)。

 だが、2回戦の大阪桐蔭(大阪)戦では、相手の3番・中村桂司に甲子園初被弾となるソロを浴びるなど苦心の投球。さらに6回を投げ終えたところで、右肩の張りを訴えて降板した。

 試合は2-2の同点から8回裏に1点を勝ち越した東北がそのまま勝利した。しかしダルビッシュは、準々決勝の済美(愛媛)戦で登板を回避。その影響は大きく、試合は6-2と4点リードした9回裏に逆転サヨナラ3ランを打たれ、悪夢の敗戦を喫した。

 これら2大会の4試合で計30回を投げ、被安打21、奪三振29、失点12、自責点9、防御率は2.70という成績を残している。

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