大谷選手への栗山監督の「殺し文句」から始まった侍ジャパンの壮大なストーリー
WBCの展開をマンガか映画のようだと評する向きは多かった。最後の場面が大谷対トラウトなんて出来過ぎだ、と。
より長いスパンで見れば、大谷翔平選手に二刀流を勧めた栗山英樹監督が、日本代表の監督となり、そのチームに大谷が加わり、投打に大活躍して世界一に、というこの10年間のストーリーそのものが出来過ぎだともいえるだろう。
このストーリーの序章にあたるのが、栗山監督と大谷選手の出会いの場面なのは言うまでもない。メジャー行きを公言していた大谷選手を栗山監督が口説き落としたエピソードはあまりに有名だ。...