コオロギ食騒動から1カ月 研究者は「“昆虫は代替たんぱく質“が誤解を生んだ」
徳島県の高校でコオロギパウダー入りの給食が登場したことで起きた“コオロギ食騒動”から1カ月。「気持ち悪くて食べたくない」といった意見や安全性に対する疑問、さらには陰謀論めいた主張や誤情報まで出回っている。昆虫食、コオロギ食への世間の拒否反応の強さが露呈したわけだが、研究者はどう受け止めているのだろうか。
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コオロギをはじめとする最近の日本における昆虫食は、「食料問題の解決策」「高たんぱくで栄養豊富」といった華々しいイメージが打ち出されていた。...