三浦瑠麗氏に勝訴したテレ朝「社員弁護士」が独占告白「始まりは元妻・村上祐子さんとNHK記者との密会報道でした」
控訴審で“登場”した木村草太氏
「裁判書類での相手側の物の言い方も、闘志に火をつけました。ツイートは〈社会への問題提起をその趣旨とするものであり,これとは別に訴外西脇祐子の夫婦問題などという卑近な個人的問題についての意見を述べたものではない〉といった上から目線な主張。さらに〈原告は元アナウンサー職にあった者ではあるものの、現在はテレビ朝日内において法務部員として勤務するサラリーマンにすぎない〉と私を見下すような表現を用い、そんな人間の社会的な評価が下がることなどないとする主張もありました」
三浦氏側についたメンバーが錚々たる言論人だったことにも燃えた。弁護士は橋下徹氏が代表を務める橋下綜合法律事務所に所属。さらに控訴審からは、報道ステーションでコメンテーターを担当していた憲法学者の木村草太氏まで意見書の提出というかたちで加わった。“コメンテーター連合”を結成し、西脇さんを“威圧”してきたのである。
木村氏は11ページもの意見書を書いて三浦氏を擁護した。
〈民放アナウンサーの不貞行為やその態様が、国会議員の不貞行為などと同様に公共利害関連事実だとする場合、民放アナウンサーの配偶者は、その事実が公の議論の対象となることを甘受すべきことになる〉(意見書より)
「ただ、木村さんの意見書は穴だらけに見えました。最高裁の判例に反していたり、木村さん自身の過去の著作と矛盾する点もあった。これは論破しなければいけないと、気合を入れて反論書を書き上げました」
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