三浦瑠麗氏に勝訴したテレ朝「社員弁護士」が独占告白「始まりは元妻・村上祐子さんとNHK記者との密会報道でした」
「悲しみの果てに」を聴きながら
西脇さんは三浦氏を提訴した時の気持ちをこう振り返る。
「元妻の週刊誌報道の直後で熱くなっていたのは事実です。でも、とても難しい段階だった私たち夫婦の問題に土足で踏み入るツイートを、看過するわけにはいきませんでした。このツイートで私たちの離婚問題が訴訟に発展していることが初めて世間に知れわたることになり、見た瞬間、これはプライバシー侵害だと思いました。また、離婚訴訟を続けていることが元妻とNHK記者の『再スタート』の妨害であるかのような印象を与える内容であり、裁判では名誉毀損であるとも主張しました。三浦さんは『朝生』での共演で仲良くしていた元妻を庇おうとしただけだったのかもしれません。しかし夫婦の問題に横から入ってきて、人の気持ちをズタズタにする権限はないはずです。三浦さんは当時、フォロワー数が約18万人(現在は約40万人)もいた影響力のある文化人。一方、私は一介のサラリーマンで発信の場はありません。ここで泣き寝入りしたら、自分が壊れてしまうと感じました」
それから西脇さんの3年8カ月に及ぶ孤独な闘いが始まった。この間に、村上氏との離婚は成立。西脇さんは二人で住んでいたマンションを売却し、学生が住むようなワンルームマンションに引っ越した。仕事から帰宅すると、自宅に籠ってひたすら準備書面を書き続けた。
作業中によく流していた曲は、「エレファントカシマシ」の「悲しみの果て」。
愛した妻はもう二度と戻ってくることはない。だが、この闘いだけは闘い抜こう。そう音楽に思いを乗せて、己を鼓舞したのである。
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