4月から「めざまし8」金曜MCになるトラウデン直美を待ち受ける難題
頭が良いトラウデン
「小室アナは21年入社の3年目、岸本アナは昨年入社の2年目ですから、まだ駆け出しと言っていい。この1月にスタートした昼のバラエティ『ぽかぽか』で、小室アナは金曜の進行を、岸本アナは月曜の進行を担当したばかり。小室アナが昼の金曜担当だから、『めざまし8』の金曜は岸本アナにという泥縄的人事と言われても仕方ありません」
2年目の岸本アナをサポートする形で加入するのがトラウデンというわけだ。
「彼女は慶應義塾大学法学部政治学科卒業で、頭が良くて飲み込みも早い。NGもほとんど出さないし、演出側の意図を即座に理解して期待どおりのコメントを出すこともできます。さらに、偉ぶったところは全くないし、カメラ映りも良く、視聴者に嫌われない口調と容貌なので、コメンテーターやナビゲーターとして評価は非常に高い」
ところが、
「10代前半から女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルを務め、キャリアも長い彼女ですが、年齢は岸本アナと同じ23歳です。父親は京都大学でドイツ文学を教えるドイツ人で、母親はアメリカに在住経験のある上智大学卒の日本人という良家に育ちました。育ちが良すぎることに、逆に少し不安を感じます。戦争や犯罪、パンデミック、物価高騰などで苦しむ人々のことを扱う情報番組で、視聴者が共感できる進行ができるのか。隣が小倉さんや加藤さんのような押し出しの強いMCなら、彼女のようなタイプは毒消しにもってこいですが、『めざまし8』は浮世離れした発言で炎上する谷原さんですからね。果たして事前に鎮火できるのか。トラウデンさんはこれまで『めざまし8』の隔週水曜のスペシャルキャスターを務めていたとはいえ、メインとなると立場が異なりますからね」
金曜だけ担当というのも気になるという。
荷が勝ちすぎる
「安住紳一郎アナ(49)が月~木曜を担当する『THE TIME,』(TBS)同様、帯番組で金曜だけMCが違うとろくなことがありません。テレビ局の勝手な都合に視聴者は違和感を抱くんです。『報道ステーション』(テレ朝)も大越健介キャスター(61)が月~木曜担当でしたが、昨秋から金曜も担当するようになりました。帯番組は月~金曜が同じメンツでなければ、視聴者は定着しにくいのです」
さらに4月からの裏番組も気になる。
「日テレは『スッキリ』が終了し、4月からは前枠の『ZIP!』を拡大。エースの水卜麻美アナ(35)の終了時間は8時から9時になり、その後には元NHKの武田真一アナ(55)と山里亮太さん(45)の『DayDay.』がスタートします。同時間帯トップの『モーニングショー』は、復帰を狙う玉川徹さんはじめ、石原良純さん(61)、長嶋一茂さん(57)らがいるし、『ラヴィット!』だってゲストのにぎやかさでは負けていません。それに対し『めざまし8』は、夫が逮捕された三浦瑠麗さん(42)はお休みが続いています。橋下徹さん(53)や古市憲寿さん(38)、カズレーザーさん(38)ら一家言あるコメンテーターはいるものの、小室アナと岸本アナ、トラウデンさんで猛獣使いができるのか。その上、谷原さんの炎上発言にも気を遣わねばならないのですから、彼女たちの負担は大きい。ちょっと気の毒ですよ」