13億円を寄付して108歳で大往生 ヌートバーの曾祖父は大富豪、自らの名前も商標登録済みのビジネスセンス
13億円を寄付して108歳で大往生
激闘の決勝戦が終わり、2週間にわたる戦いに幕を閉じたWBC。大会MVPに選出された大谷翔平はもちろん、ラーズ・ヌートバー(25)や村上宗隆(23)ら若手の予想外の活躍も優勝の推進力となった。そんな二人の知られざる素顔とは?
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大谷翔平の大活躍はある意味想定内だったが、今大会を通じて、想定外の姿を見せたのはこの二人。ヌートバーと村上だ。
ヌートバーは、大会前はほぼ無名。しかし、走攻守そろったプレーと、ペッパーミルのパフォーマンスで一躍時の人となった。そんな彼は、今の活躍を予見していたのか。メジャーデビュー時、自らの名を基に、複数の商標登録をしていたことはあまり知られていない。
米国特許商標庁の検索システムを開くと、ヌートバーの父が代表を務める会社の所有として、「NOOTBAAR」「NOOT」「NOOOOOOT」の三つが登録されている。これらはエナジーバーや栄養バーなどとしての登録であり、将来の販売を見据えているのだ。
「実は彼のひいおじいさんは、大富豪なんです」
と解説するのは、さる在米ジャーナリスト。
「穀物飼料の会社を興し、財を成した。その一方で慈善家として知られ、病院や図書館、大学などに多額の寄付をしています。ペパーダイン大学に研究機関を設立するため寄付をした際には実に13億円にも上る額を出していますね。2016年に108歳で大往生を遂げています」
商標登録も、この経営センスを受け継いだものかもしれない。
大谷翔平のバッティングをイライラしたような表情で…
一方の村上は、4番に座った1次ラウンドではまさかの絶不調。その前の3番を打った大谷のあまりの飛距離に自分を見失ったのでは、との声も上がったが、
「村上の話もダルビッシュがしていましたよ」
と、自身のYouTubeにダルビッシュが出演したときの秘話を明かすのは、野球評論家の高木豊氏である。
「大谷がバッティング練習をしている時、他のメンバーが憧れの目でも見る中で、村上だけはイライラしたような表情で見ていたそうです。メンバーの飲み会で“お前、負けてるぞ”とからかわれた際も、“いやわかんないっすよ”“負けたくねえ”と言っていたとか」
そしてダルビッシュに、
「大谷がやっているトレーニングやサプリの取り方も聞いてきたそうです。ダルビッシュはその姿勢を見て、もっともっと成長する、と思ったとか」
村上が準決勝で見事にサヨナラ打を放ったのは、こうした精神の賜物だったのか。