王貞治に世界新記録「756号」を打たれた男が固辞した“勇気ある投手賞” サイパンペア旅行に「ああいう招待はおかしい」
1977年には自己最多の14勝
王貞治に世界記録の通算756号を打たれた投手として、今もファンの記憶に残るヤクルトの右腕・鈴木康二朗さんが2019年11月に逝去していたことがこのほど明らかになった。享年70。【久保田龍雄/ライター】
1972年にドラフト5位でヤクルトに入団した鈴木さんは、75年に1軍デビューをはたすと、翌76年には主に中継ぎとして43試合に登板。同年は打者としても打率.350、1本塁打をマークしたことから、10月21日の広島戦では代打に起用され、四球を選んでいる。...