「卵不足」は日本より台湾の方が深刻 「ひとり10個」に大行列、宿泊したら“雛プレゼント”も大人気

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 卵不足は日本でも取り沙汰されているが、台湾はより深刻だ。「卵の乱(雞蛋之亂)」と呼ばれている。

 卵不足は2021年末からすでにはじまっており、この時にはいちど市場やスーパーから卵が一斉に消えた。その後、供給は安定するかに見えたが、今年の春節(1月22日)のあたりから、再び卵不足が問題化してきた。

 卵不足の要因は、日本同様、鳥インフルエンザの流行による鶏の殺処分だ。日本の農林水産省にあたる行政院農業委員会防檢局の発表によると、殺処分された鶏は、1~3月ですでに55万羽を超える。...

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