サッカー経験ゼロの“オタク”がプロリーグで戦術分析官? 「観戦した数千試合のデータが脳内に」
「子どもの頃から運動が大嫌い。中でもサッカーが一番苦手だったんですよ」
とは、J1を頂点とする日本のプロサッカーリーグの「5部」に相当する関西1部リーグの「おこしやす京都AC」で戦術分析官を務める龍岡歩氏(42)だ。対戦相手を詳細に分析し、取るべき戦略や戦術を提案する重要な役回り。過去にJ1チームを相手に2度のジャイアントキリング(大番狂わせ)を達成した“作戦の神様”である。
「僕の役目は大きく三つ。チーム運営のメインコンセプトの決定。対戦相手を分析し、監督やコーチとゲームプランを立てること。...