ドラ1候補に暗雲か…大阪桐蔭エース「前田悠伍」、スカウト陣は「ストレートに力を感じず、肩透かしを食らった」と不満げ
「後半はいいボールも多かった」
調子が悪くても、きちんと試合を作る……。さすが“世代ナンバーワン”と呼ばれる投手だ。前田本人は、試合後のインタビューで「投球練習からある程度、良いボールは投げられていた」と話していたが、西谷浩一監督は、前田のピッチングをどう評価したのか。
「なかなか(前田の)調子が上がらないので、7回の前に『へばってるのか?』と言おうと思いました。前田の顔を見たら、目が合って『そんなことないです』みたいな感じで笑っていたので、何も言わずに(次の回へ)送り出しました。そこから力が入って、後半はいいボールも多かったと思います」
6回までは毎回ランナーを許していたが、7回は初となる三者凡退、2奪三振と見事な投球を見せた。9回もわずか9球で3人の打者で打ちとり、試合を締めた。指揮官の意図をくみ取り、完璧に仕事をして見せるあたりは、さすがという他ない。
“ドラ1位候補”の本来の圧倒的なピッチングが戻ってくるのか……。次戦での前田に注目だ。
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