ドラ1候補に暗雲か…大阪桐蔭エース「前田悠伍」、スカウト陣は「ストレートに力を感じず、肩透かしを食らった」と不満げ
「高校生にしては十分高いレベルだが…」
3月20日に行われた選抜高校野球大会3日目の第3試合、“世代ナンバーワン”といわれる大阪桐蔭(大阪)のエース、前田悠伍が登板した。強豪の敦賀気比(福井)を相手に、9回を1失点、自責点0、14奪三振の完投勝利を飾った。この数字だけを見ると期待通りのピッチングだったように感じるかもしれないが、現地甲子園で取材した筆者は、そこまでの“凄み”を感じなかった。【西尾典文/野球ライター】
初回からいきなり2本のヒットを浴びるなど、被安打数は8を数え、その大半が完全にミートされていた。...