NHK 春の改編で地方から東京へ異動になる期待の女子アナは2人 異色の経歴にも注目
今年もNHKでは、春の改編で恒例となったアナウンサーの人事異動が行われる。なかでも期待したいのは、地方局から東京アナウンス室への移動、いわゆる“東京進出”を果たした女性アナウンサーだ。特に注目の2人について、その魅力をご紹介しよう。
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民放局とのコラボで早くから存在感
1人目はNHK長野放送局の川口由梨香アナ。東京都出身で、慶応義塾大学在学中はフジテレビが主催する「フジテレビアナウンストレーニング講座アナトレ」の基礎コースを受講していた。大学卒業後の19年4月にNHK入局。初任地の長野放送局で約4年勤務する20代中盤の若手アナだ。
長野放送局でのテレビ初出演は19年6月26日に放送された夕方のニュース番組「イブニング信州」で、テレビ信州(日本テレビ系の民放局)とのコラボ企画。テレビ信州の情報番組「ゆうがたGet!」を放送するスタジオから生中継で出演し、初々しくもハツラツとしたリポーターぶりをみせてくれた。
その後は「イブニング信州」のリポーターを不定期で担当し、21年4月からは同番組の隔週担当キャスターに就任。県内のニュースや中継、リポートなどもこなし、1日のニュースや出来事を日々伝える立場となっている。
21年11月には、長野朝日放送(テレビ朝日系の民放局)とのコラボ企画に2度出演した。同局の夕方のニュース番組「abnステーション」と、同局の情報番組「駅テレマルシェ 」とNHK長野放送局の情報番組「知るしん 信州を知るテレビ」がコラボした「知るしん×駅テレマルシェ」だ。後者は2局で同時放送された。
東京発の番組で大役やり遂げ評価アップ
川口アナにとって“昨年最も大きな出来事”といえるのが、夏季休暇に入った上原光紀アナ(31)に代わり、東京発の番組で代理キャスターを務めたことだろう。22年9月8日から16日まで「首都圏ネットワーク」と「首都圏ニュース845」に出演したのだ。
東京発の番組にはそれ以前にも、20年7月の「うまいッ!」や同9月の「あさイチ」(長野県特集回)にリモート出演していたものの、上原アナの代役はまさに大役。同時に広く名前が知られるチャンスでもあった。この大役を無事にやり遂げたことで評価はアップ。恐らく、今回の東京進出が内定した要因の一つではないだろうか。
ちなみにこの時、事情を知らなかった視聴者の中には、川口アナが東京に異動したと勘違いした視聴者もいた。短期間ながらすっかりファンになったという人も多い。人を引き付ける術を持っているのも彼女の魅力の一つだ。
そして今回、待望の東京初進出である。この4月からは毎週土曜日夜の「サタデーウオッチ9」でリポーターを、毎週水曜日夜のラジオ第一「タカアンドトシのお時間いただきます」で司会進行を担当する予定だ。
実は桑子真帆アナ(35)も初任地が同じ長野放送局だったことから、川口アナは現地で「桑子アナ以来の有望株でエース級」と言われている。今後の活躍に期待大だ。
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