チャールズ国王の戴冠式、秋篠宮ご夫妻ご出席に抗議殺到 スキャンダルは英国でも大々的に報道

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ほほ笑ましいエピソード

 ちなみに秋篠宮さまも88年に学習院大学をご卒業後、お兄さまと同じく2年間の予定でオックスフォード大学大学院動物学科に留学される。だが、89年1月に昭和天皇が崩御したことにより途中帰国。再び渡英なさって研究生活に入られるものの、同年8月に紀子さまとのご婚約を発表され、会見のため再び帰国なさるなど慌ただしい英国生活を送られた。

 対照的に2年4カ月にもわたって英国暮らしを満喫された天皇陛下は、93年に「徳仁親王」の名で『テムズとともに―英国の二年間』(学習院教養新書)というエッセイ集を出版。その2年前にはオックスフォード大から名誉法学博士号を授与されていたが、自著の中では初めての洗濯で洗剤の量を間違えて、部屋中を泡だらけにしたなどほほ笑ましいエピソードを披露なさっている。現地では“ヒロ”と呼ばれて多くの人々と交流なさり、何もかもが新鮮だった一人暮らしを振り返られ、〈私が、楽しく――おそらく私の人生にとっても最も楽しい――一時期〉だとつづっておられるのだ。

新装復刊

「翻訳版が英国でも出版されましたが、チャールズ国王が巻頭に推薦文を寄せられました。わざわざ個人の著書のために筆を執られるのはまれなことで、陛下が英国生活をよき思い出とされたことを、とてもお喜びになったのだと思います」(同)

 折も折、この本は来月中旬に学習院創立150年を記念して、紀伊國屋書店から新装復刊される。

「英国と天皇陛下の深い親交が広く読まれることになれば、戴冠式の参列者にふさわしいのは誰なのかと再び議論を呼ぶ可能性は否定できません。今後、閣議決定を経て秋篠宮さまの戴冠式ご参列を政府が正式に発表するタイミングと重なれば、宮内庁への抗議が再燃するのでは」(宮内庁担当記者)

 再び君塚氏に聞くと、

「今の宮内庁は何かといえば、“慣例に従って”“前例に則って”という姿勢で、あまりに形式主義的、官僚主義的になっています。今後の皇室にとって何が重要なのか。皇族方にはどういった経験を積んでいただきたいのかという視点で、考えるべきではないでしょうか」

 柔軟な視点で皇室外交を進めるべきで、愛子さまのご出席も一案だと話す。

「上皇さまが皇太子時代に英女王戴冠式へ臨まれたのは19歳の時で、愛子さまは現在21歳。若すぎるなんてことはないでしょう。仮に欧州で王室が残るベルギー、オランダ、スペインの国王が参列しないとなれば、それぞれ皇太子が参列されることになります。その3カ国の皇太子は皆が女性で愛子さまと同世代。ゆくゆくは女王になる王族と親睦を深められることは、皇室外交を展開する上での礎となり、日本にとってもプラスに働くのではないでしょうか」(同)

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