競馬界のアイドル「藤田菜七子」 今年まだ1勝で新人女性ジョッキーに並ばれる すでに14勝の「今村聖奈」にも圧倒的な差をつけられた理由
競馬界が嬉しいニュースに沸いた。今年3月にデビューしたばかりの新人女性ジョッキー・河原田菜々騎手(18)が、3月19日の阪神8レースで、待望の初勝利を挙げたのだ。これからの彼女の活躍に期待が膨らむが、その一方で女性ジョッキーの大先輩・藤田菜七子騎手(25)は、まだまだ、トンネルから抜け出せていないようで――。
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なかなかの滑り出し
スポーツ紙記者が言う。
「JRAでは、毎年3月のアタマに新人ジョッキーがデビューを迎えるのですが、今年は3月4日、5日の土日に、競馬学校を卒業したばかりの6人が、競馬の世界に飛び込んできました。今回は6人中、2人が女性。これで、JRAの現役女性ジョッキーは6人となり、女性騎手がどんどん珍しくない存在になりつつありますね」
ちなみに6人ともデビュー初日での勝利とはいかなかったものの、
「まずは田口貫太騎手が、3月8日に笠松競馬場で行われた地方中央交流レースで初勝利し、翌日も同じ笠松で2勝目を挙げた。さらに、3月12日の中山競馬場第12レースでは、小林勝太騎手が勝利し、新人騎手の中でJRA勝利の一番乗りとなりました。そして19日、女性ジョッキーの河原田騎手が、25戦目にして、待望の一勝を掴むことができたというわけです。新人騎手は負担重量が軽いのですが、彼女もそのアドバンテージをフルに生かして先行し、そのまま押し切る形での勝利。今後も期待できると思います」
何はともあれ、最初の一歩を踏み出せたというわけだ。昨年デビューし、重賞・CBC賞に初騎乗、初制覇という快挙を成し遂げた今村聖奈騎手の初勝利はデビューから17戦目だったというから、河原田騎手も、なかなかの滑り出しと言っていいだろう。
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