国際手配間近「ガーシー」に綾野剛は「法廷で堂々と証言する」と覚悟を口に 逃亡の秘策とは?

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〈一生帰国しないことを覚悟〉の背景にあるもの

 3月16日、警視庁が逮捕状を請求し、ガーシーこと東谷義和氏(51)はついに当局から追われる身となった。だが、当人は悪びれる様子もない。なぜなら、彼には警察の手から逃れる“奥の手”が存在するのだ。脅された俳優の綾野剛氏はいま何を思うのか。そして、ガーシー氏をもてはやしたロンブー淳氏が直撃取材に見せた反応とは……。

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 逮捕状請求当日、ガーシー氏は滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイから新たな動画を配信し、〈俺が何した? 芸能人の暴露しただけ〉〈一生帰国しないことを覚悟できました〉と、徹底抗戦の構えを見せた。

 全国紙記者が解説する。

「警察当局は外務省にガーシー氏への旅券返納命令も要請。命令が出され、ガーシー氏が帰国に応じなければ彼のパスポートは失効することになります。普通はこれにより不法滞在となり、滞在国が強制送還をする流れになるのですが、ことはそう簡単には運びそうもありません」

“ガーシー逮捕”への壁の一つに挙げられるのがUAEのお国柄で、日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究員の佐藤佳奈氏によれば、

「UAEは基本的に他国の内政には干渉しないというスタンスを取っており、犯罪人の引き渡し条約も結んでいない日本の捜査に積極的に協力してくれる保証はないのです」

「UAEの女性と結婚すれば…」

 さらにイスラム研究者の宮田律氏いわく、ガーシー氏にはこんな逃げ道も残されているという。

「例えばUAEの女性と結婚すれば、ガーシー氏はUAEのパスポートを取得することができる。そうなれば、UAEから別の国に逃亡することも可能になってしまいます」

 強気を崩さないガーシー氏の背景には、こうした秘策の存在があるようなのだ。

 とことん悪運が強いガーシー氏による脅迫の対象となっていた俳優・綾野剛氏の目下の心中を、彼の知人が代弁する。

「剛は一貫してガーシーの“暴露”が事実無根だと話し、警察の事情聴取にも協力してきた。ガーシーが逮捕され、刑事裁判が始まった暁には“逃げも隠れもせず堂々と証言する”と覚悟を決めていますよ」

 一方で、古くからの友人で、ガーシー氏の参院選出馬を後押ししたと公言してきたのがロンドンブーツ1号2号の田村淳氏だ。生放送を終えた彼を直撃取材すると、

「マネージャーに任せますんで!」

 現地での結婚以外にも、ガーシー氏が取り得る「逃亡策」はまだまだあるというから、この件は国際手配で一件落着とはなりそうにない。3月23日発売の「週刊新潮」では、ガーシー氏の秘策の数々と警察当局との攻防、そして彼と縁のある著名人たちの反応を詳しく報じる。

週刊新潮 2023年3月30日号掲載

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