「さんま御殿」にNHKアナ「6人」登場 民放プロデューサーが“ヌートバー並みの即戦力”と評価した人は

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名前ネタから内輪もめまで

「地味でお堅いイメージのNHK代表はアウェイですし、“お笑い怪獣”さんまさんを前にやや不利と思われました。ところがどうして、彼らは番組開始早々から全国区で培ったトーク力を遺憾なく発揮しました。さんまさんのちょっと意地悪なムチャ振りにも的確に球を打ち返してきた。それに比べるとホームのはずの日テレ代表は防戦一方となっていました」

 まず先制の一発を放ったのは高瀬アナだった。大阪に赴任することを尋ねられると、単身赴任することを打ち明ける。さらに、兵庫県加古川市の出身であることを明かすと、さんまがかつて加古川の営業で“子象のリンダちゃん”を相手に酷い目に遭ったエピソードを披露。すると……。

高瀬アナ:ちなみに私はコゾー(子象)でなくて、コーゾー(耕造)って名前ですので。

さんま:そんなんいらない! 何なんだNHK! なんだ? 油断してたら放り込んできよるからな。

「日テレのエース、藤井アナが『勇気ありますよね』と感心したほどでした。その後もNHKは攻撃の手を緩めませんでした」

 さんまから杉浦アナが鈴木アナよりも年下であることを意外がられると、

杉浦アナ:まだ30代です!(隣の鈴木アナを指さし)この人40!

鈴木アナ:そんなハッキリ言わなくてもいいと思う!

「ちょっと待ちなさい!」

「もはやネタかと思うほどでした。“福井のスイカップ”とも称された杉浦アナは、そのボディを惜しげもなく強調した衣装で体を揺らすジャンプを披露し、『ボロボロに疲れた体で帰宅する時、渋谷のセンター街を歩くにはビヨンセが欠かせない』など唯我独尊のトークを繰り広げました。『明石家さんまのラブメイト10』(フジテレビ)で2度も選ばれたことがある鈴木アナも天然ぶりを遺憾なく発揮し、番組ラストは『24時間テレビ』の“サライ”を彼女の口笛で締めくくりました」

 日テレエースの藤井アナ、水卜アナもこの勢いを食い止めることはできなかった。

「なんだか武田アナに続けとばかりに、NHKアナによるフリーへの売り込み合戦、品評会、プロ野球のトライアウトのようにも見えました」

 NHK代表の働きに答えるかのように、番組終了間近、「NHK×日テレ TV70年特番」公式Twitterで、日テレはこう呟いた。

《もし将来フリーになられたら、日本テレビはお待ちしております》

 その6分後、NHK広報の公式Twitterは日テレにツッコんだ。

《いま微妙な時期なんだから、ちょっと待ちなさい!》

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