娘が産まれて“外注”になった41歳夫の悩み…悪友から見せられたスマホで知った“妻の秘密”とは
大学時代の友人と再会
娘が小学校に入った4年前のことだった。その日は同僚と飲みに行くことになっていた。洋輔さんと友里菜さんは、娘をひとりきりにさせないよう、時間を調整してそれぞれ月に1、2回、飲み会や食事会に参加するようにしていた。
「同僚と行った店で、声をかけられて顔を見たら、大学時代の友人だったんです。彼はナンパな男でいつもチャラチャラしていたけど、仲が悪いわけではなかった。むしろしょっちゅう女の子をとっかえひっかえしている彼が羨ましくもあったくらい。大学を卒業して以来、15年ぶりくらいに会ったんですが、すっかりまじめなサラリーマンになっていました。それぞれが同僚たちと来ていたので二言三言交わしただけで別れましたが、名刺交換したので、連絡をとりあうようになったんです」
それからしばらくして、ふたりは居酒屋で向き合っていた。学生時代の思い出話に花が咲いたころ、友人は「実はオレ、今、社会人サークルをやってるんだよ」と言い出した。何のことかと詳細を聞いてみると、なんといわゆる「グループセックス」のサークルだという。
「グループセックスなんていう言葉自体、初めて聞いたんですが、パーティですね。なんだ、結局、相変わらずナンパな男だなと言ったら、『性には人の真髄が隠れている』なんて哲学的なことを言ってましたよ。『この人妻が、なかなかすごいんだよ』とスマホの写真を見せてくれたんですが……」
[3/4ページ]