ロシアの外交官を尾行していたら、首都高でトンでもないことをやり始めた【元公安警察官の証言】

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非常駐車帯で不倫

 外交官の3回目の尾行でもまたも美人秘書が搭乗。勝丸氏は代々木署に連絡して、警察官をビルの屋上に待機させた。

「外交官は、同じ非常駐車帯に車を停めました。代々木署の警察官が望遠カメラで見ていると、外交官は運転席と助手席のシートを倒し、驚いたことに女性と行為に及んだのです。外交官が非常駐車帯で不倫するなんて聞いたことがありません。もう、唖然としましたね。外交官でなければ、公然わいせつ罪で現行犯逮捕されてもおかしくありません」

 2人とも上半身は服を着たままだった。

「警視庁の高速隊(交通の取り締まりや被疑者の追跡を行う)が通りかかった時まずいでしょう。外から見えないように、後部座席の道路側の窓をスーツで塞いでいました。運転席の窓は塞いでなかったので、中の様子が見えてしまったわけです」

 その後、3度尾行を行ったが、3回とも車の中で行為に及んでいたという。

 それにしても、何故首都高速の非常駐車帯でそんなことをしていたのだろうか。

「ロシアの外交官は、西側諸国と違って給与が安いのです。情報収集の活動経費は出ますが、私生活はみんな質素です。美人職員とホテルに行くお金がなかったのかもしれません。一般道だと歩行者に見られてしまいますが、首都高なら大丈夫だと思ったのでしょう」

 その外交官は任期を終え、約2年後に帰国した。

「結局、外交官は特に法に触れるようなことは行わなかったので、不倫についても本人に聞く機会はありませんでした。美人職員の方は、夫とはうまくいってなかったようで、離婚したと聞いています」

勝丸円覚
1990年代半ばに警視庁に入庁。2000年代初めに公安に配属されてから公安・外事畑を歩む。数年間外国の日本大使館にも勤務した経験を持ち数年前に退職。現在はセキュリティコンサルタントとして国内外で活躍中。「元公安警察 勝丸事務所のHP」https://katsumaru-office.tokyo/

デイリー新潮編集部

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