選抜高校野球、優勝候補を次々に撃破!ミラクルVを達成した“伝説のチーム”

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「何とか1回戦だけは突破したかった」

 第95回選抜高校野球が3月18日に開幕した。センバツはひと冬越して大きく成長したチームが旋風を起こす例も多く、中にはノーマークから一気に頂点まで駆け上がった“ミラクルチーム”もある。【久保田龍雄/ライター】

 まず1978年、静岡県西部のチームで初の日本一を達成したのが、浜松商である。同年はPL学園、桐生、高松商が“ビッグ3”と注目され、2年連続Vを狙う箕島、早稲田実、豊見城などの強豪も横一線だった。浜松商は前年秋の東海大会で準優勝していたが、決勝で中京(センバツは不祥事で出場辞退)に1対6と完敗しており、前評判はそれほど高くなかった。...

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