【追悼】大江健三郎さん 日本人2人目のノーベル文学賞受賞者の素顔
当時最年少の23歳で「芥川賞」を受賞
3月13日、日本を代表する作家の一人、大江健三郎氏が今月3日に老衰で逝去していたことが分かった。秘蔵写真とともにその功績を振り返る。
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大江氏は1935年生まれで、愛媛県の出身。東京大学在学中の58年に「飼育」で、当時最年少で「芥川賞」受賞者となった。
64年には、知的障害を持って生まれた長男・光(ひかり)氏の存在を契機に書かれた『個人的な体験』で新潮社文学賞を受賞した。
当時、「週刊新潮」にはこう寄稿し、筋トレ姿を披露したエピソードが残っている。...