「飛ぶゴルフ」に終止符か ボールの飛距離制限案でゴルフ観戦がつまらなくなる

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一般ゴルファーにも無関係ではない

 今回のボール規制の提案は、「リクリエーショナル・ゴルファー」は対象外、つまり、一般ゴルファーには関係のない話ではある。だが、プロの試合を観戦する際の楽しみが半減するかもしれないという意味では、大いに関係のある話だ。

 観戦がつまらなくなるから「嫌だ」「制限しないでくれ」と誰もが言い続ければ、試合を開催するゴルフ場が「これ以上、コースを伸ばせない!」と悲鳴を上げることにもなりかねない。

 最終的に、ファンが皆無になり、試合会場となるゴルフ場がなくなってしまったら、スポンサーは離れ、プロゴルフは消滅してしまう。そう考えると、この問題のカギを握るのは選手ではなく一般ゴルファーなのかもしれない。

 せっかくの「飛ぶボール」を「飛ばないボール」へ規制することを、あなたはどう考えますか?

舩越園子(ふなこし・そのこ)
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。1993年に渡米し、在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。『王者たちの素顔』(実業之日本社)、『ゴルフの森』(楓書店)、『才能は有限努力は無限 松山英樹の朴訥力』(東邦出版)など著書訳書多数。1995年以来のタイガー・ウッズ取材の集大成となる最新刊『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)が好評発売中。

デイリー新潮編集部

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