【ワイドナショー】松本人志は隔週出演でも視聴率は変わらず…降板の影響をプロはどう見るか
松本人志(59)が「ワイドナショー」(フジテレビ)を降板する。3月19日の放送は、その理由を明かす方向で調整されているという。松本のいない「ワイドナショー」は今後どうなるのか。
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2013年に深夜番組としてスタートした「ワイドナショー」が、かつて「笑っていいとも!増刊号」が放送されていた日曜10時の枠に移ったのは14年4月のこと。司会進行は東野幸治(55)で、松本はレギュラーコメンテーターである。しかし視聴者の認識は、これまでずっと“松ちゃんの番組”だった。
彼の降板が発表されるとSNSには否定的なコメントが並んだ。
《松本がいないと成立しない》
《ワイドナショーはまっちゃんがいるからおもしろくて見てたのになあ。本当に終わっちゃうのか、残念》
《打ち切り確定》
もっとも、松本は昨年4月から隔週出演となっていた。最近では2月5日の出演が最後だ。3月5日は東京マラソン、12日は名古屋ウィメンズマラソンの中継のため放送自体がなかったものの、3週続けて彼の出演はなかった。すでに降板していたようなものではないのか。民放ディレクターに聞いた。
松本だから呼べた異色ゲスト
「隔週出演となっても、“松本人志のワイドナショー”の体を保ってきました。視聴者は松ちゃんの番組だから面白い、楽しみという暗示が掛けられていたようなものでしょう。視聴習慣もあまり変化はなく、視聴率は世帯・個人とも下がってはいません。3週連続のお休みでも、今週は出るのではないかという期待もあったと思います。ところが、実際に降板するとなると、一気に『ワイドナショー』離れが起きて視聴率は下がるでしょうね」
田村淳(49)やヒロミ(58)が彼の穴を埋めて頑張ってきた。
「今後もそうなるでしょうが、荷が重いでしょうね。淳はスケジュールが合えばレギュラー出演するかもしれません。一説には『生放送になるかもしれない』という声も聞きます」
松本が番組で果たした役割とは何だったのか。
「独特な発言で圧倒的な存在感があった。『ワイドナショー』には元宇宙飛行士の野口聡一さんや雅楽師の東儀秀樹さん、プロボクシング4団体統一世界チャンピオンの井上尚弥さんなど異色ゲストやコメンテーターが出演しました。いずれも松本さんの番組だから喜んで出演していました。不祥事を起こした芸人だって松本さんの番組だから呼ぶことができたわけです。彼との化学反応を楽しみにしている大物、異色ゲストは少なくありません。松本さんが降板することで、大物ゲストは呼びづらくなるでしょう。4月からの新番組『まつもtoなかい』(フジ)で組む中居正広だってその1人ですからね」
「まつもtoなかい」のレギュラー化が発表された際に松本は《『まつもtoなかい』は『ワイドナショー』を辞めてまでの意気込みで臨む、ということです》とコメントしたが、やはりこの番組の負担が降板の直接の原因だろうか。
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