メーガン妃がネットに“復帰”か ブログ再開報道で注目されるその中身と思惑
商標を出願しているロゴマークは2種類
昨年11月にブログ再開への動きを報じた「デイリー・メール」電子版によると、最初の出願は(当時から)1年以上前で、半年前に出願内容の修正を指示された後に再トライしたという。そして今回注目された「デイリー・ミラー」電子版の記事は、ブログ再開に向けて「公式の仮承認を得た」という表現を使った。
米特許商標庁の公式サイトでデータを検索すると、出願された「The Tig.(ピリオドが付属)」の商標は活字風と手書き筆記体風の2種類。どちらにも「記録弁護士」として掲載されているダニエル・ワイス氏は、出願の“再トライ”にあたり起用されたと報じられた。
出願日は活字風が2021年7月28日、手書き筆記体風が2022年2月25日。出願公告日はともに2023年2月14日となっている。これは承認の最終段階となる“第三者からの異議申立期間”の開始日であり、日本時間3月15日現在のステイタスはともに「出願公告中」だ。
この状況は確かに「公式の仮承認」といえるだろう。また、米国の商標登録制度は「使用主義」。実際の使用が前提になるため、メーガン妃がこの商標を実際に使用してブログを再開するという見方につながる。
何のために再開するのか?
現在出願されている内容を見ると、サービス内容は食品や料理、レシピ、旅行、人間関係、ファッション、ライフスタイル、芸術、文化、デザインなどをテーマにしたウェブサイトとされている。この内容は閉鎖前とほぼ変わらない。
しかし、もし再開された場合、現在のメーガン妃なら以前の比ではない注目度になるだろう。そこにもし自身を“語る”文章が投稿され、しかも英国王室に関する内容なら、確実に大きな波紋を呼ぶといえる。
そこで気になるのが、メーガン妃に関するネット上の話題には誹謗中傷も多いという事実だ。その状況に不満を抱く夫のヘンリー王子は、ネット上の偽情報や“ネットいじめ”をたびたび批判。ダイアナ元妃がゴシップに“追い詰められた”という過去もあり、一連の発言からはネット社会に対する警戒感がうかがえる。
そうしたことから、なぜメーガン妃が自らネット上に戻ろうとするのかという“素朴な疑問”も浮かぶ。そこで「デイリー・ミラー」は内部情報筋のコメントとして、メーガン妃にはウェルネスグッズのECサイトで大成功を収めた米女優グウィネス・パルトロウに対抗したい考えがあるとも報じている。
また、昨年12月に配信が始まったNetfixのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」で、メーガン妃は以前の「The Tig」について「単なる趣味でしたが、大成功のビジネスになりました」と振り返った。
NetfixやSpotify、出版社などとの巨額契約でも世間を賑わせた夫妻だが、豪邸維持や身辺警備など日々の生活にかかる費用も莫大。「新たな収入源では」という憶測が出るのも無理はない。