丸川珠代議員の“義理チョコ配り”は公選法違反の疑いが お返しは高級ワイン

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高級ワインも

 先の関係者は、

「2年ほど前には環境省の次官を含む約50人にチョコがばらまかれました。例年、環境省の担当者に丸川さんサイドから一括で渡され、課長や審議官、官房長などの幹部に渡されているのです。今年も同様に配られています」

 環境省のトップ、和田篤也次官を自宅に訪ねると、

「まとめていろんな人のチョコを(自身の)秘書からもらうのでわかんないな。スーパーで売っているような8個500円とかそういう感じのものが一番多かったけど」

 他の幹部は困惑する。

「丸川さんが大臣の時も幹部何人かにお配りいただいた記憶があります。私もいただきましたし。あんまり凝っているチョコではなかったはずです」

 さらに、ホワイトデーのお返しも組織的に行われていたという。

「環境省一同という形で2年前にはボルドーの『シャトー・モンローズ』という2万円程度の高級ワイン、さらにフランスの高級菓子『ラフィネの宝石箱』が丸川さんに贈られています。こうしたお返しは毎年の慣例になっています」(自民党関係者)

 かつてはうちわを選挙区内で配っただけで大臣をクビになった松島みどり衆院議員やメロンやカニなどの贈答品、香典を有権者に渡して、同様に大臣の職を追われた菅原一秀元衆院議員の例もある。

“違法チョコ”に関する見解を丸川議員本人に質そうとしたが、取材には応じず。一方の環境省からは、

「省として把握していない」

 と、身内に“甘すぎる”回答が。

 どちらが愚か者?

週刊新潮 2023年3月16日号掲載

ワイド特集「渦中の人」より

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