土木会社を牛耳る「佐々木ベジ」と「“岸田首相の子分”議員」の怪しい関係 「コロナ利権」も?
懇意な政治家
社員を蔑ろにする一方で、佐々木氏は例年、盛大なパーティを催し、政治家らを招待。「都議会のドン」と呼ばれた故・内田茂元都議をはじめ、丸川珠代元五輪相や鈴木宗男参院議員、林芳正外相や松川るい参院議員らが招かれていた。
最も懇意にしているのは、診療放射線技師出身の畦元(あぜもと)将吾厚労大臣政務官と目されている。
「20年9月、国立大学法人東京医科歯科大学において、プレハブCT室付きコロナ外来診療センターが稼働を開始しました。そこに、当時、自民党総裁選で菅義偉前首相に敗れたばかりの岸田文雄首相や石原伸晃元代議士、畦元代議士も視察に訪れた。新型コロナ感染症に対応する医療現場へのCT導入は畦元代議士が岸田首相に働きかけ、実現したものでした」
そのCT設置工事を請け負ったのは、ほかでもない、技研興業だった。
「週刊新潮」2023年3月16日号「MONEY」欄の有料版では、佐々木ベジ氏が技研興業を支配し政治的に利用しようとした状況と佐々木氏の主張を詳報する。
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