皇籍復帰案で「賀陽家」からは「好感触を得られている」 愛子さまと交流を深める二人の兄弟の素顔
「恥ずかしくないのでは」
兄弟と対面したことのある賀陽家の親族によれば、
「ちょうど年も釣り合うので、将来もし愛子さまのお相手になるようなことがあっても恥ずかしくないのではと思います」
一昨年の眞子さんの結婚とは異なり、正真正銘の名家とご縁ができれば、いわゆる“悪い虫”など近づきようがない。むろん「旧皇族男子の皇籍復帰」案とは、内親王である愛子さまや佳子さまとの婚姻ではなく、既存の宮家との養子縁組を指すものである。それでも、一昨年の有識者会議でヒアリングを受けた麗澤大学の八木秀次教授が言うには、
「もし旧宮家の方々が養子に入るとすれば、今上陛下との血筋の近しさから常陸宮家がふさわしいのではないかと思います。愛子内親王殿下と賀陽家のご令息とのご縁がよい方向に進んだ暁には、まずお子様のいらっしゃらない常陸宮家にご令息が養子入りし、その後にご成婚という流れが望ましい。となれば、愛子内親王殿下は妃殿下として皇室にお残りになることができ、男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」
すでに賀陽家とコンタクト
もっとも現行の皇室典範は、皇室が養子を迎えることを禁じており、
「典範を改正するか特例法を整備するかのいずれかが必要ですが、皇室を安定的に維持するためには、あくまで特例法で一時的に養子を取れるようにすべきです。なぜなら養子縁組は仕組みが複雑であり、恒常的に行われるとなれば、どちらの養子が格上で継承順位はどうなのか、といった問題が必ず生じます。それは皇位継承の正統性を揺るがすことにもなりかねません」(同)
とはいえ、愛子さまのご意思に反して特定の家系と縁談を進めるようなことはあってはならないし、またそもそも賀陽家が「復帰」に難色を示せば、無理を通すわけにもいくまい。
ところが、さる宮内庁関係者が明かすには、
「政府は、すでに意思確認のため賀陽家とコンタクトを取っており、好感触を得ているといいます」
とのことで、
「一昨年の有識者会議で重ねられてきたヒアリングでは、複数の専門家が内閣官房の役人から『旧皇族の復帰となれば、やはり賀陽さんの家でしょうかね』などと水を向けられていました。そもそも、有識者会議の報告書で明記された養子案というのは、実際にその意思を有する男子が存在しなければ定着するはずがない。それを裏付けるように、正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた』などと、周囲に漏らしているのです」(同)
つまりは「復帰シナリオ」への合意ができているというのだ。
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