皇籍復帰案で「賀陽家」からは「好感触を得られている」 愛子さまと交流を深める二人の兄弟の素顔
政府の有識者会議がまとめた安定的な皇位継承策が、国会に提示されたのは昨年1月。が、「喫緊の課題」であるにもかかわらず、今に至るまで議論は遅々として進んでいない。そんな折、愛子さまに“新たなご縁”が……と周囲が見る人物として浮上したのは――。
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あらためて振り返ると、有識者会議は一昨年末に「女性皇族が結婚後も皇室に残る」「旧皇族の男系男子が養子として皇籍復帰する」との2案をまとめ、年明けには国会へと報告していた。それから1年余りである。
「各党派は、報告を受けた衆参両院議長から議論を進めるよう求められていたのですが、意見集約はまるで進んでいません。先々の皇位継承を考えれば女性・女系天皇に関する議論は避けられないところであり、この点は各党間で大きな相違がみられる。それもあって棚ざらしになっている格好です」(全国紙デスク)
先送りの許されない課題
自民党内でも、昨年1月に麻生太郎副総裁を座長とする「懇談会」が一度開かれて以降、進展がみられない。こうした状況の中、2月26日には岸田文雄首相が自民党大会の総裁演説で、
〈(安定的な皇位継承策は)先送りの許されない課題で、国会での検討を進めていく〉
そう述べ、議論が緒につくよう促したのだが、
「2案のうち『女性皇族が残る』案は、女性宮家創設案とも密接に関連しています。現行の男系男子による継承を強く主張する保守派は、ここから女系天皇容認へとつながっていく流れを危惧しており、強い反発を招くのは必至です」
とは、皇室ジャーナリストである。
「もう一つ、保守派が推している『皇籍復帰』案とは、1947年にGHQの意向を受けて皇籍離脱した11宮家51人、すなわち旧皇族の方々ですが、この末裔(まつえい)にあたる未婚の男系男子を、養子として皇室に迎え入れるという案です。いずれにせよ国論を二分しかねないテーマではありますが、本格的議論へのすみやかな着手が望まれるのは言うまでもありません」(同)
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