リアル店舗“撤退”でも急成長 “同人コンテンツ”の総本山「とらのあな」トップが明かす業績絶好調の理由

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 同人誌をはじめとする“インディーズコミック”市場を牽引してきた「株式会社虎の穴(とらのあな)」の業績が「好調」と評判だ。日本企業の多くがコロナ禍が明けつつある今年に入って反転攻勢へと転じるなか、同社はイチ早く、事業の軸足を“リアルからデジタル”へシフト。その成功の秘密をトップに聞いた。

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 1994年、都内・秋葉原で創業した「とらのあな」は当初、わずか10坪の手づくり店舗からスタート。およそ30年の時を経て、いまや同人誌の委託販売だけでなく、オリジナルwebコミックの配信やアニメ作品への出資など、時代とともに業容を拡大させてきた。...

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