選手とファンが乱闘で“警察沙汰”に…昭和のプロ野球で起きた大騒動
「ヤンキー・ゴー・ホーム!」に激高
昨今のプロ野球は、一部の例外を除き、ファンがマナーを守って観戦するスタイルがほぼ定着した感があるが、昭和期においては、エキサイトしたファンと選手がトラブルを起こす事件も少なからずあった。【久保田龍雄/ライター】
ヤジに激高した選手がスタンドのファンを暴行する事件が起きたのが、1961年6月3日の阪急対近鉄である。
5回裏、阪急の先頭打者・梶本隆夫の二ゴロを、ジャック・ブルーム(本名・ブルームフィールド)が難なく処理し、1死を取った直後だった。...