72年ぶり“除名”処分でも「第二、第三のガーシー議員」は防げない 政治家の信頼失墜が招くさらなる悪夢
参院懲罰委員会は3月14日、ガーシー議員の除名処分を採決し、15日の参議院本会議で正式に除名となる。しかし、ガーシー氏の席が議場から消えても、問題の根本的な解決にはならない。今の社会、今の制度が続く限り、“第二、第三のガーシー議員”が生まれてくるだろう。再発を防ぐためには、この問題の本質を見極め、構造改革を進めていく必要がある。【青山和弘/政治ジャーナリスト】
「だいたい、あんな議員を当選させた有権者にも責任がある」
あるベテラン議員はこう声高に主張する。...