中3の村上宗隆を目覚めさせた先輩・吉本亮の助言とは? 長距離打者同士にしか分からないメッセージが(小林信也)

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 村上宗隆(ヤクルト)が年間ホームラン56本の日本人最多記録を達成し最年少三冠王にも輝くと、アマチュア時代の恩師がしばしばメディアに登場した。

 九州学院高時代の坂井宏安監督(当時)は村上を入学直後から4番に起用した。素質を認め、期待を寄せて出場機会を与えたことは何より村上の才能を伸ばす追い風になっただろう。

 1年夏の熊本大会、初戦でいきなりバックスクリーンに公式戦第1号を打ち込んだ。決勝の文徳戦まで22打数9安打、チーム最多8打点を記録し、甲子園出場に大きく貢献した。...

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