WBCで韓国大統領の来日が幻となったのは「韓国側のメンツにかかわること」が要因

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面倒なことが起きる日韓戦

「3月10日に、WBCの1次ラウンドで日本対韓国戦が東京ドームで開かれます。岸田首相が始球式に登場することも決まりました。開成高校時代に硬式野球部に所属した首相、韓国の斗山ベアーズの大ファンである尹大統領。野球という共通項がある2人が、そこで顔を合わせるのは悪くないのではということで調整が進んでいたと聞きました」(同)

 2人には他に「お酒が好きで強い」という共通項もある。

「実際、そのような報道もあったのですが、尹大統領が来日するにしてもそのタイミングはズラすことになったようです。日韓がスポーツで対戦するときは面倒なことがしょっちゅう起こってきたのが理由ですね」(同)

 野球に限っても、例えば第1回のWBC2次ラウンドで韓国が日本に勝った際に、東京ドームのマウンドに韓国の国旗を突き刺す「太極旗事件」があった。敗戦後にイチローは、「僕の野球人生で最も屈辱的な日ですね」と述べ、悔しさをにじませていた。

 その他、ホームランを打たれた後に故意の死球をぶつけたり、今回も大谷翔平選手への故意死球を示唆するような発言が韓国選手から出たりといった具合である。

コールドゲームも

「まあ、さすがに自国の大統領の前で狼藉を働くというのは考えづらいのですが……。それ以外に、東京ドームに大統領がいない方がよい理由に、日韓の実力差の大きさがあげられています」(同)

 過去にないドリームチームぶりを誇る日本に比べ、メンバーだけを見れば確かに韓国チームは見劣りする。ちなみに1次ラウンドでは、5回以降15点差以上、7回以降10点差以上でコールドゲームが適用される。このことも検討材料になったという。

「韓国選手たちの狼藉も困ったものですが、大統領の面前でコールドゲームも赤っ恥そのもの。大敗すれば韓国メディアも黙っていないし、反日勢力がたきつけられる可能性もある。話をまとめて先に進もうという機会なので、厄介なことが起こる可能性のある日韓戦で両国首脳が接触しない方がベターでしょうということで落ち着いたようです」(同)」

 せっかくの日韓交渉がコールド(打ち切り)となっては元も子もないというわけだ。

デイリー新潮編集部

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