小室夫妻の警備のために現地で“自警団”が出動中 「週に2回、3時間ほどパトロール」

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ボランティアによるパトロールが

 こうした事態を受け、現地では目下ボランティアによるパトロールが始まっているという。活動を担っているのは、1979年にブロンクスで設立され、繁華街や犯罪多発地域のパトロールを行ってきた「ガーディアン・エンジェルス」。創設者のカーティス・スリワが13人の仲間と始めた活動は現在、13カ国に広がり、およそ5千人のメンバーを擁するという。日本法人の小田啓二理事長によれば、

「メンバーは元軍人、警察官や消防隊員から教員、医師や弁護士とさまざまです。NYのメンバーは200人ほどで、原則として自分の住む地域を担当しています」

 とのことで、

「コロナ禍でNYの治安も悪化し、アジア人を対象にしたヘイトクライムも依然続いています。小室さん夫妻が住むヘルズキッチン地区も、94年のジュリアーニ市長就任後は治安が好転したとはいえ、最近ではモーテルが路上生活者用のシェルターに供されたことで、ホームレス関連のトラブルも目立っています。また、メキシコ国境からの不法移民を受け入れている米国赤十字社のNY支部もヘルズキッチンにあり、一時的に移民が急増したことで事件も多くなりつつあるのです」

“日本の元プリンセスがお住まいなら…”

 小田理事長は日系企業の駐在員としてNYに滞在しながら、パトロール活動にも加わってきた。

「小室さん夫妻が事件の多い地域に住んでいることは知っていましたが、お二人には個人的な警護はついておらず、所轄の警察も詳しく把握していなかった。少しでも安心して暮らしてほしいと思い、昨年の9月に私からスリワ代表に話したところ“日本の元プリンセスがお住まいならぜひパトロールしなければ”と即断してくれました。現在は週に2回、おもに水曜日の夜や週末の昼に3時間ほど、近くのアッパーウエストサイド地区のパトロール隊がヘルズキッチンもカバーしています」(同)

 その様子は昨秋、NY在留邦人向けの情報紙「週刊NY生活」でも報じられている。パトロールに先立ち、日本における眞子さんの位置付けについて、小田理事長は自らメンバーにブリーフィングを行ったという。

「現在は、隊のリーダーが眞子さんの写真をパウチしたブロマイドを携帯し、巡回にあたっています。トラブルに遭遇した場合、こちらが武装していると事態は必ず悪い方向へ転がっていくため、ガーディアン・エンジェルスは非武装。チームワークで対応しています。パトロールを定着させれば、日頃から見回っているという周囲へのアピールになり、犯罪者も寄り付かなくなる。そんな予防的効果が見込めます」

 パトロールに際しては、所轄の警察ともコミュニケーションを取りながら進めているという。こうした日頃の弛(たゆ)まぬ自発的活動のおかげで、小室夫妻の身の安全は守られているというわけだ。

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