愛子さまと“新たな交流”が始まった二人の兄弟とは 「旧宮家」の好青年の素顔

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「皇室に復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた」

 むろん「旧皇族男子の皇籍復帰」案とは、内親王である愛子さまや佳子さまとの婚姻によって成立するものではない。あくまで既存の宮家との養子縁組を指すのだが、それでも、一昨年の有識者会議でヒアリングを受けた麗澤大学の八木秀次教授が言うには、

「もし旧宮家の方々が養子に入るとすれば、今上陛下との血筋の近しさから常陸宮家がふさわしいのではないかと思います。愛子内親王殿下と賀陽家のご令息とのご縁がよい方向に進んだ暁には、まずお子様のいらっしゃらない常陸宮家にご令息が養子入りし、その後にご成婚という流れが望ましい。となれば、愛子内親王殿下は妃殿下として皇室にお残りになることができ、男児が生まれれば天皇家直系の男系男子となる。『皇位継承』『皇族数確保』という二つの観点からも、この上なく理想的なのです」

 もっとも、現行の皇室典範は、皇室が養子を迎えることを禁じている。が、八木教授は「皇室を安定的に維持するためには、特例法で一時的に養子を取れるようにすべき」と語る。

 とはいえ、愛子さまのご意思に反して特定の家系と縁談を進めるようなことはあってはならないし、またそもそも賀陽家が「復帰」に難色を示せば、無理を通すわけにもいくまい。

 ところが、さる宮内庁関係者によると、

「政府は、すでに意思確認のため賀陽家とコンタクトを取っており、好感触を得ているといいます。正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に復帰する可能性があることを肝に銘じて過ごしてきた』などと、周囲に漏らしているのです」

 結婚はあくまでも当人同士の問題というのは大原則だとしても、宮内庁や政府にはさまざまな心配や思惑があるのは間違いないところ。3月9日発売の「週刊新潮」では、今後想定される賀陽家の「復帰シナリオ」について詳報する。

週刊新潮 2022年3月16日号掲載

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