【棋王戦第3局】藤井五冠が「痛恨の一手」で渡辺二冠に敗れる “ポカ”が生んだ“名”勝負
3月5日、史上最年少六冠を目指す藤井聡太五冠(20)が10連覇中の渡辺明二冠(38)に挑む棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第3局が、新潟県新潟市の新潟グランドホテルで開かれた。終盤、「1分将棋」になってからの一転、二転の大激戦の末、渡辺が174手で勝利。対戦成績を1勝2敗とした。藤井の「先手番連続勝利」は28で止まった。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
対局後、藤井は「最後に一瞬、チャンスが来た場面もあったが、全体的に苦しい将棋だったので仕方ない。...