「ガーシー議員逃亡」に激怒の警察トップ、にらみをきかせる旅券返納命令と逮捕状

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トルコ訪問の背景とは?

「パスポートが失効すると、不法滞在になって勾留された後に国外追放や強制退去処分を受ける可能性があります。この点、ガーシー議員が現在滞在するトルコより以前にいたドバイ(UAE)の方が厳しい対応を取るのではと見られていました」(同)

 ガーシー議員はトルコに向かった理由について、「大地震の被災地を訪問する」と説明しているようだが、実際にはこのデスクが指摘するような背景があったのかもしれない。

 もっとも、ガーシー議員は「今月中には帰国したい」とも話している。

「3月中旬以降に、ガーシー議員の言うような”まだ見えない部分“が明確になることはないようにも思いますが……。旅券返納命令が出るのを遅らせたいとか、さらなる懲罰へのけん制ということでしょうかね」(同)

 国会議員に当選以来、海外に滞在して国会に登院せず、暴露動画を配信してきたガーシー議員。

 帰国すれば彼の恐れる展開、すなわち逮捕となる可能性は高い。
帰国しなければ逮捕はされないかもしれないが、海外にいる時期の長期化は捜査当局や国民の怒りを増幅させることに直結する。そのことは起訴された場合にマイナスに働くことは確かで、実刑の確率は上がる。

 つまり彼にとって都合の良い展開が期待できる選択肢はほとんどない。こうなると、「議場での陳謝」というのは、まだ同業者である国会議員らの温情だったようにも見えてくるのだが……。

デイリー新潮編集部

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