「ちむどんどん」の呪い? 竜星涼が連ドラ史上、不名誉な記録を達成 川口春奈の黒歴史は消滅へ

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 今期、業界内で冷ややかな視線を向けられている連続ドラマがあるという。フジテレビの水10ドラマ枠で放送されている「スタンドUPスタート」だ。3月1日放送の第7話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)で、プライム帯の連ドラとしてはワースト1位タイを記録した。

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「スタンドUPスタート」は、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人々に「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、それぞれの持つ可能性を見出していく人間再生ドラマだ。

“人間投資家”を名乗る主人公は竜星涼(29)、その兄に小泉孝太郎、2人の叔父に反町隆史。そのほか、戸次重幸、塚地武雅、高橋克実、鈴木浩介、小手伸也、山下美月、安達祐実らが脇を固める豪華なキャスティングだ。民放プロデューサーは言う。

「各話にゲストで起用される俳優も豪華です。第1話には勝村政信、第2話に岡本玲、第3話に国生さゆりと長谷川初範、第4話は板尾創路といった具合です。ところが世帯視聴率は、初回の4・1%(個人2・3%)に始まり、第2話以降は3%台に。第7話には白石聖、大西礼芳という若手女優に加え、天海祐希のサプライズ登場まであったにもかかわらず、世帯2・5%、個人1・3%を記録しました。これは昨年秋の水10『親愛なる僕へ殺意をこめて』と同率のワースト記録です」

 Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演した「親愛なる僕へ殺意をこめて」は、昨年11月23日放送の第8話で世帯2・5%、個人1・3%を記録した。もっともこの日は、サッカーW杯で日本がドイツに歴史的な勝利を挙げた「FIFAワールドカップ2022・日本×ドイツ」(NHK総合:世帯36・8%、個人23・2%)が裏で放送されていた。

「ですから事実上、水10史上ワースト。同時にプライム帯の連ドラでワーストタイを記録したのです」

歴代ワーストドラマ

 今世紀に入ってからの連ドラ視聴率のワーストといえば、2015年7月期にEXILEのAKIRAが主演した「HEAT」(フジ/カンテレ制作)の第6話が世帯2・8%、続いて19年10月期に新木優子と高良健吾がW主演した「モトカレマニア」(フジ)の第4話が世帯3・0%だ。つまり「親愛なる~」を含め全てフジ系で放送されたことになる。

 昨年の「silent」はじめ、このところフジのドラマは復活したと言われてきたが、どうしたのだろう。

「まずは放送枠の問題です。フジの水10ドラマ枠の裏には『ホタルノヒカリ』や『家政婦のミタ』、『過保護のカホコ』、『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で実績のある日本テレビの“水曜ドラマ”がある。1991年10月期に始まったフジの水10枠は何度も廃止と復活を繰り返し、そのたびに日テレに敗れていました。昨年4月に4期目がスタートしましたが、なぜこの枠を敢えて復活させるのか理解に苦しみます」

 4期目の初回シリーズ「ナンバMG5」は、「今日から俺は!!」(日テレ)のようなヤンキー乗りで世帯平均5・4%と、そこそこの数字を取った。

「続く『テッパチ!』は世帯平均4・8%、『親愛なる~』は3・8%と下がり続けました。現時点で『スタンドUPスタート』は3・4%ですから、こちらもワースト記録を更新しそうな勢いです」

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