人間の無駄と矛盾を突くEテレらしいドラマ「東京の雪男」 SDGs的な切り口が新鮮
1月フジテレビが放送したVFXドラマ「CITY LIVES」がよかった。奇抜ながら、緻密な設定の秀作。今期はSFが多いが、さらにSDGsを盛りこんであるEテレらしいドラマを発見。「東京の雪男」である。
雪山で暮らしていた297人の「雪人(ゆきびと)」を政府主導で保護、各自治体で就労支援や生活支援を行っているという設定。雪人と人間のミックスであるユキオ(磯村勇斗)は仲間と離れて暮らすことに、初めは不安と恐怖を感じていた。が、受け入れ先のスーパーのオーナー(山下容莉枝)は優しく理解ある人だ。...