日テレが2クール連続して坂口健太郎主演のドラマを放送へ 社内で囁かれる真相は「単なるミスだった」

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 2月24日、日本テレビが不可解な発表を行った。4月期と7月期の連続ドラマの情報を、同時に解禁したのだ。しかも、主演はどちらも坂口健太郎(31)。おまけに、両ドラマともタイトルが発表されていない。なぜこんな発表になったのか。

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 日テレのホームページには、この2つの連ドラを紹介するポスターが掲載されている。《坂口健太郎、2クール、2COOL。》とのタイトルで、黒と赤に塗り分けられた背景と同様のシャツを着た坂口が“クール”な無表情でVサインをしている。

 ポスターでは、4月期の土曜ドラマ(土曜22時~)は《予測不能な医療エンターテインメント》で《COOLな元医者》を、7月期の日曜ドラマ(日曜22時30分~)は《息もつかせぬクライムサスペンス》で《COOLな刑事》を演じることが明かされている。

 ただし、せっかくの同時発表にもかかわらず、肝心のタイトルが掲載されていない。

 記事の本文には《それぞれの作品に「主演にはこの人しかいない!」と2人のプロデューサーが惚れ込んだのは、唯一無二の空気感と演技の幅を持つ実力派俳優、坂口健太郎》とはあるものの、ここでもタイトルは明かされていない。どう考えても不自然……。

 人気も演技力もある坂口が、2クール連続で主演を張るのは考えられないことではない。しかし、同じテレビ局の連ドラで2クール続けて主演というのは非常に珍しい。日テレ関係者に聞いた。

編成ミス

「同じ日テレ系で放送されてはいるものの、土曜ドラマは日テレの制作ですが、日曜ドラマは年に1クールの割合でネット局の読売テレビに制作委託しているんです。一昨年の『ボクの殺意が恋をした』(主演・中川大志)や昨年の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(主演・永瀬廉)などがそれで、今年は7月期が読売の制作になります。ですから厳密に言えば、同じテレビ局が制作しているわけではないんです」

 異なるテレビ局が制作したドラマを1枚のポスターで宣伝しているのだから、もっと不自然だ。すると日テレ関係者が、声を潜めて言う。

「実は編成ミスと言われています。まさか同じ主演俳優が続くとはつゆ知らず、どちらも坂口の事務所にオファーし、制作を進めていたわけです。ですから、事実を知った時には日テレ上層部も驚き、頭を抱えたそうです。どうにか変更できないかと動いたそうですが、それは不可能だったため苦肉の策で異例の同時発表という形を取ったのです」

 情報の共有がなかったということか?

「そういうことです」

 なぜ、そんなことに?

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