【WBC】韓国代表にメジャーリーガーは2人、日本代表が最も警戒すべき選手は?

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万能のスター選手

「キム・ハソンは、2021年にメジャーに移籍しましたが、物おじしないで大きな舞台で活躍できる選手です」

 と解説するのは、韓国プロ野球が専門のジャーナリストの室井昌也氏。

「攻守でレベルが高く、2019年のWBSCプレミア12でベストナイン(遊撃手部門)に選ばれました」

 パドレスでは、2021年は打率2割2厘、本塁打8、打点34。22年は打率2割5分1厘、本塁打11、打点59だった。

 トミー・エドマンは韓国系アメリカ人で、母親が韓国出身。ヌートバーと同じカージナルスに所属するため、日韓戦について、互いに「日本が勝つ」「日本より先に進む」と前哨戦を繰り広げているという。

「トミー・エドマンは、2021年にゴールデングラブ賞を獲得しており、戦力としてはかなり期待できると思います」

 2019年からカージナルスでプレーを始め、デビュー年は打率3割4厘、本塁打11、打点36を記録した。昨季までの4年間で打率2割6分9厘、本塁打40、打点175だった。

「韓国代表で最も警戒すべき選手は、イ・ジョンフ(24・キウム)です。彼は昨季、2年連続となる首位打者。そして打点王、MVPを獲得しています。選球眼が良くてボール球には手を出しません。ミートも正確です。また、足も速く盗塁もできるし、守備も上手い。万能のスター選手ですね」

 確かに、2017年にプロデビューしてから、昨季までの6年間で常に打率は3割以上をマーク。外野手として2018年から5年連続日本のベストナインに相当するゴールデングラブ賞を獲得している。

「イ・ジョンフの父親のイ・ジョンボムは中日でプレーしたことがあります。韓国と日本で通算2000本安打を達成、1994年にはMVPも獲得しているのです。親子でMVPというのは、史上初ですよ。今年のシーズンオフには、ポスティングシステムでメジャーに移籍する予定です」

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